ケアマネジャー(介護支援専門員)とは…
ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護保険制度において介護を必要とされる方のために、適切なケアプランの作成・ケアサービスの調整管理を行う仕事です。
ご利用者の方やそのご家族がどの様なサービスを必要としているか理解し、ご利用者の方が適切なサービスを受けられるよう手配を進めるプロフェッショナルです。
ケアマネジャー(介護支援専門員)のお仕事
ケアマネジャーは、サービスを利用する方が自立した日常生活を営むために必要となる援助に関する知識と技術を持ち、介護サービス計画の作成や管理をおこないます。
ケアマネジャーの仕事の流れ
- 要介護・要支援認定を受けた方や、そのご家族から相談を受けて状況を調査
- 調査結果に基づいたケアプランの作成
- 居宅サービス事業者、介護保険施設、医療機関などとの連絡調整
- サービス提供状況の把握および評価
- 利用者の状況に大きな変化が起こったら、ケアプランを再作成する
ケアマネジャーの重要性
- 介護保険制度運用には欠かせない存在
- ケアマネジャーがおこなう介護支援サービスの良否が、利用者の生活の質を直接左右します。
- 居宅介護支援事業所、介護保険施設等への配置が義務付けられています。
ケアマネジャー(介護支援専門員)になるには
ケアマネジャー試験に合格しただけでは、ケアマネジャーになることはできません。
ケアマネジャーになるまでの流れ
実務経験(5年)
試験合格
実務研修
ケアマネジャー
ケアマネジャー受験には実務経験が必要!
2021年10月に行われるケアマネジャー試験日の前日までに規定の実務経験日数を満たしていなければ、試験を受けることができないので事前に確認するようにしてください。
介護支援専門員実務研修受講試験
例年10月に実施される介護支援専門員実務研修受講試験を受験します。
資料配布・試験申込等の日程は各都道府県ごとに違いますので、事前に調べておきましょう。
試験に合格すると次のステップへと進むことができます!
⇒試験詳細はこちらをご覧ください実務研修を経て晴れてケアマネジャーに!
試験に合格したら、介護支援専門員実務研修を受講します。
介護支援専門員実務研修
- 研修時間数は、2016(平成28)年度試験合格者から、従来の44時間から87時間となっています。
- 原則として、前期5~8日間程度、実習1カ月程度、後期6~8日間の実務研修を受講します。前期、後期の日数は各都道府県によって異なります。
- 研修の内容は、ケアマネジャーの仕事の概要やポイントの講義、訪問調査の方法、ケアプランの実習、作成したケアプランの討議や意見交換をおこないます。
- 実務研修は、試験終了後1年以内の受講となります。受講期間、日程、費用などは各都道府県によって異なります。
ケアマネジャー(介護支援専門員)登録
- 実務研修修了後、約1カ月後に研修修了証明書、登録証明書が交付されます。
- ケアマネジャーとしての業務は、名簿に登録されてからおこなうことができます。
- これらのステップを通って、ようやくケアマネジャー(介護支援専門員)としての仕事をスタートできます!